次世代競技パークゴルフの黎明

競技名誉の再構築

5月19日、PGCLCUP2018がえべつ角山パークランドで開催された。
本大会は、250大会を擁する巨大ツアー「PGCL Championship 2017」にて
長丁場の中、可視化された優秀な成績を収めた選手のみが無料招待される。

招待状を受け取ったのは、PGCLがカバーする各地域においてトップクラスの実力者達。
組み合わせ表を眺めるだけで様々なドラマを期待してしまう。

順位による賞品は無く、表彰も男女第3位まで。
会場固定制は、大会の歴史(過去・現在・未来の比較)を重視し
年を追うごとに選手がコースに馴染むことで、地元有利の風潮に左右されない
ハイレベルかつ純粋な競技パークゴルフ、本当の競技名誉を目指したものだ。

降り続く雨、優勝者予想は絞れず

生憎の雨天。
小雨ではあったが、前日から降り続いた雨によってコースは修羅場と化した。
開会式が終わり、競技が始まってからもギャラリーによる優勝者予想は続く。

セオリー通り、えべつ角山をホームとする選手達が有利だとする説。
「PGCL Championship 2017」で優勝した塩谷恵司選手・菊地和恵選手をはじめ
雨に強い印象のある道南勢が有利だとする説。

道南勢以外でも雨を得意とする選手の名前が多数挙がり、本大会の選手層の厚さを再認識した。

僅差の男性部門

男性部門は地元江別市の村上国男選手が98打で優勝。
第2位 阿部正則選手(札幌市)、第3位 中嶋祐司選手(札幌市)の99打を僅差で凌いだ。

村上選手は「PGCL Championship 2017」でも参加11大会中10大会で上位入賞と
激戦区での高い入賞率を維持しており、今シーズン最も注目される選手の1人となった。

以降第10位まで、様々な地域の選手が入り乱れた。
松原茂夫選手(旭川市)・塩谷恵司選手(函館市)・清本秀樹選手(白老町)
本郷亨選手(恵庭市)・新谷隆之選手(八雲町)・山本忠夫選手(当別町)
杉本和久選手(札幌市)と続き、初年度から大会主旨に沿う結果となった。

プレーオフで決着!女性部門

女性部門は岩見沢市の竹田末子選手と白老町の牧野信子選手が共に106打。
プレーオフでは雨で重いラフをどうするか、ティショットで明暗が分かれた。
牧野選手のラフからの果敢なチャレンジは惜しくも実らず、
慎重に攻めた竹田選手がやや長めのパットを決め、勝利となった。

竹田選手は「PGCL Championship 2017」において参加14大会中8大会で上位入賞。
特にGradeの高い大会で上位を獲得する勝負強さには定評がある。

第3位は菊地和恵選手(函館市)が107打。
昨年制した同コースでのJALカップから繋がる形で実力を示した。

以降第10位まで、こちらも地元一色には染まらず、
川瀬一子選手(江別市)・工藤みき子選手(苫小牧市)・中島富美子選手(八雲町)
菅原久美選手(札幌市)・黒崎敏子選手(江別市)・山本節子選手(当別町)
富樫早苗選手(岩見沢市)と続いた。

PGCL Championship 2018への影響

PGCLCUPの位置付けは選手の目標であると同時に「Grade S 大会」でもある。
ここでの上位入賞で得たCPは「PGCL Championship 2018」に加算される。
今シーズンの順位に繋がり、更に来年の「PGCLCUP2019」への参加権にも繋がる。

このような循環形式は、今迄の競技パークゴルフに無かったものだと思う。
PGCLに参加する選手は、実力を示す機会を増やすことが出来るし
筆者のような見ているだけのパークゴルフファンにとっても魅力的だ。

「PGCL Championship 2018」と「PGCLCUP2019」、どういうドラマが生まれるだろうか。

(記者: M)